Pet's パートナー 犬猫の健康寿命30歳を目指す飼い主

飼い主歴21年の動物看護師がお家でできる犬猫の健康管理を発信しています。

まんがで読むはじめての猫のターミナルケア・看取りの書評レビュー。温かい気持ちと、避けることのできない未来への覚悟がもらえる。

  こんにちは、マルです。

 

 

今回は、心温まる漫画を紹介したいと思います。

 

 

それが、「まんがで読む初めての猫のターミナルケア・看取り」です 。

 

 

ちなみにターミナルケアとは

病気で余命わずかになった時に行う看護や介護のことです。

 

 

この漫画は、難治性のリンパ腫と診断された猫と

はじめて猫を飼った飼い主の物語です。

 

 

イラストと漫画で描かれていて読みやすく、

ストーリーを追うごとに犬猫と暮らすための

必要な知識が身につきます。

 

 

この本に出てくる主人公は、

猫を飼ったのも看取りもはじめてで

自分に何ができるのか不安だらけでした。

 

 

そんな主人公が看取りを通して

どんなふうに考え、行動したのか

とても分かりやすく描かれています。

 

 

 

私は小さいころからたくさんの動物を飼ってきて

ペットの最期を何度も経験しました。

 

 

ただ、何度経験しても自分

「本当にこれが正解なのかな」

って毎回思ってました。

 

 

今回この本を読んだのは、

その答え合わせ的な部分が多く、

 

読み終わって

自分の中で答えが出せました。

 

 

だから私と同じように

ペットの最期に心残りがある人、

また飼いたいけど怖いと思ってる人

 

 

そんな風に悩んでいる人に

この漫画を読んで、

すっきりした気持ちになってほしいです。

 

 

まだ看取りを経験していない方も

避けることのできない未来への覚悟がもらえます。

 

 

看取りの追体験ができるので、

そのときが来た時に

落ち着いて行動できるかなと思います。

 

 

 

◆初めてのことは不安がいっぱい◆

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初めてペットを飼って看取ったときは

自分のしたこと一つ一つに

正解、不正解を求めてしまいますよね。

 

 

私自身、「もっと安らかに逝かせてあげることができたのでは?」と、たらればを考えていました。

 

 

当たり前ですが、

動物だって歳をとるし、病気にもなります。

ずっと一緒にいられるわけじゃないです。

 

 

だからこそ、間違えないようにって

強く思ってしまうんだと思います。

 

 

だけど、迷ってもいいんじゃないかなって私は思います。

 

 

たくさん迷って、悩んで、

できることを精一杯してあげればいいんですよ。

 

 

動物は話せないから、

飼い主が決めてあげないといけないことも

たくさんあります。

 

 

そのためにこの本を読んで

これからどんなことが起こるのか、

何をしてあげられるのか

知識をつけていけばいいと思います。

 

 

この本は私に、

自分のしたことは正解でも不正解でもなく、

『最善だった』と思わせてくれました。

 

 

まだ看取りを経験したことがなくても

いずれ訪れるその時を受け入れ、

前向きに過ごせるいい準備になると思います。

 

 

◆悲しいけれど必要なこと◆

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この本のテーマは「ターミナルケア」です。

重いテーマですよね。

だから読むのを避けてしまいがちです。

 

 

昔の私は、

動物の病気の知識が全くありませんでした。

 

 

ペットの様子が何かおかしいと

気づいたときにはもう手遅れだったこともありました。

 

 

知識がなくて、先生に言われるがまま。

医学的に正しい看取りなら

後悔は残らないかもしれません。

 

 

だけど、

「もっと何かできたんじゃないか、、」

って考えてしまうのは嫌じゃないですか?

 

 

私はすごく嫌でした。

だから自分でも学ぼうと思ったんです。

 

 

動物を飼う以上、最期を看取るのは当然。

だけどその時が近づくにつれて

知識不足、経験不足で悩むことばかりです。

 

 

そんな飼い主の気持ちに寄り添って

穏やかに命を送り出す秘訣を

たくさん教えてくれる本です。

 

 

大切な家族を失うかもしれない

不安、焦り、悲しさのなかで心強いサポーターになってくれるでしょう。

 

 

◆看取りは人それぞれ◆

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一匹一匹に個性があるように

看取りもそれぞれです。

 

 

ていうのは、

ペットの様子が変化するにつれて

飼い主にできることは変わってくるのです。

 

 

だからこういう本を読んでも参考にならないって思う人も多いですよね。

 

 

私はこの本を読んだことで

こんな考え方もあったんだって

気づくことが多かったです。

 

 

例えば、この本の主人公は

ダリヤさんのサポートをもらいながら

「マニャフェスト」を作りました。

 

(ダリヤさんは物語の最初の方から出てくる方で、最期まで主人公の力になってくれます。)

 

 

例えば、猫の前では泣かないこと。

動物病院は変えないこと、

自分でも勉強をすること。

 

 

ほかにも色々ありますが、

暗く考えて落ち込んでしまわないように、

前向きに看取れるように

今後の方針を細かく決めるのです。

 

 

これを紙に書き起こしていつも見えるとこに貼っておくのがおすすめです。

 

 

ペットの余命がいくばくになった時

病院を渡り歩いたり、

薬の探求に走ってしまう、、

 

 

しょうがないと思うけど、

一番大事なことはなんだろうって

常に考えてほしいです。

 

 

もう治療を続けないと決めたなら、

病院を渡り歩くことに時間を使わずに

少しでも長く一緒にいたり、

楽しい時間を過ごすことに時間を使ってほしい。

 

 

それを見失わないために

目標を細かく設定します。

 

 

話を少し戻しますが、

こういう本は参考にならない

って思う人が多いです。

 

 

確かに、この本の看取りが

全てのペットに当てはまることはないです。

 

 

苦しみながら亡くなる子も

寿命を全うしたかのように

安らかに眠る子もいます。

 

 

ただ、いろんな看取りがあるからこそ

いろんな方の考え方や

経験談を知ることで

今までになかった考えにも出会えます。

 

 

看取りを経験済みなら

過去のもやもやを払拭できたり

今後の参考にもなるでしょう。

 

 

この方法にはよくあるハウツーだけでなく

考え方や選択肢も書かれています。

 

 

投薬や輸液の苦労、

寝てばかりの猫、

食べてくれない不安、、

 

 

初めての看取りで出てくる

多くの悩みを解決してくれること間違いなしかと。

 

 

こんな感じで、「まんがで読む初めての猫のターミナルケア」は全ての飼い主さんにおすすめの漫画です。

 

終末期への漠然とした不安を取り除いてくれます。

 

 

では!

 

 

P.S.

 

この本に出てくる猫が診断されたのは

治すことが難しい悪性のガンでした。

 

 

医療が発達した現代でも治せない病気は多くあります。

 

 

しかし、治せない病気だとしても早く気付ければ、

「残りの時間をどう過ごすか」

ということを考えることができます。

 

 

早期発見して治せる病気もたくさんあります。

 

 

病気になってから

「どうしてもっと早く気付けなかったんだろう」

と悩むのは苦しいことですよね。

 

 

私はそのように悩む飼い主さんを多く見てきたからこそ、ひとりでも多くの方をその悩みから解放してあげたいと思っています。

 

 

ペットの日常の何気ない仕草や行動から

「もしかすると、、」の気づきを得られるように、

 

 

予防ができる病気にかかる可能性を一つでも減らせるように、『犬猫の健康管理』を学んでみませんか?

 

 

 

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読者さんには正しい知識を身に付けて、

間違った情報に悩まされることのない

自信をもった飼い主になってもらいたいです。

 

 

動物看護師である私がまとめた

犬猫の正しい食事の選び方のテキストと一緒に学べるので、

 

 

ぜひ犬猫の正しい健康管理を知るためにも一読してみてください。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!